出典:「布引の滝 | 観光スポット | 【公式】兵庫県観光サイト HYOGO!ナビ | 知っておきたい観光情報が盛りだくさん!⧉」|兵庫県公式観光サイト HYOGO!ナビ
https://www.hyogo-tourism.jp/spot/0089
神戸市中央区に位置する「布引の滝」は、日本の滝百選にも選ばれた、神戸が誇る自然の宝庫です。都会の喧騒から少し足を延ばすだけで、雄大な自然と歴史に触れることができる絶景のハイキングコースが広がっています。本記事では、神鉄谷上駅から神戸市営地下鉄新神戸駅まで、緑豊かな再度公園や布引貯水池、そして迫力満点の布引の滝を巡る約11km、所要時間約3時間のモデルコースをご紹介します。
このコースは、手軽に自然を満喫したい方から、本格的なハイキングを楽しみたい方まで、幅広い層におすすめできる一般向けのハイキングコースです。神戸布引ロープウェイや布引ハーブ園といった周辺観光スポットも楽しめるアクセスも良いルートとなっています。この記事を参考に、あなただけの神戸の自然体験を満喫してください。
出典:「【谷上駅】アクセス・営業時間・料金情報 – じゃらんnet⧉」|jalan.net
https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000215912/
出典:「布引貯水池(布引五本松堰堤) – 神戸 まちガイド⧉」|神戸 まちガイド – 神戸をもっと楽しむヒントがここにある!
布引貯水池(布引五本松堰堤) - 神戸 まちガイド布引貯水池(布引五本松堰堤) は新神戸駅から六甲山へ向かうハイキングコースの「布引の滝」を経由し、さらに進んだ神戸市水源の貯水池。緑あふれる六甲の山々に囲まれ、喧騒から離れた癒しの空間が広がります。風格ある巨大な石張りのダムは明治33(19...
コース詳細:谷上駅から再度公園まで
約3時間のモデルコースは、神鉄谷上駅からスタートします。まずは、再度公園を目指して自然の中を歩き始めましょう。
谷上駅を出発
谷上駅を出たら、駅舎を出て左手方向へ進みます。線路沿いをしばらく歩き、左へ折れると神戸電鉄の高架下をくぐり抜けます。高架下を過ぎるとすぐに「山田道」と呼ばれる道に差し掛かります。ここから本格的なハイキングがスタート。都会の風景から一転、緑豊かな山道へと景色が移り変わるのを感じられるでしょう。
山田道と神戸市立森林植物園へのアプローチ
山田道を道なりに約50分ほど歩くと、神戸市立森林植物園正門に続く車道に出ます。この車道を横断し、右へ折れて進み、その後「五辻(いつつじ)」を左に進んでください。しばらく歩くと、神戸市立森林植物園の西門が見えてきます。西門前の横断歩道を渡り、左へ進むと、少し先の右側にある階段を下りると「学習の森」へと入ることができます。神戸市立森林植物園は、四季折々の植物が楽しめる広大な植物園ですが、今回はコースを先に進むため、学習の森を抜けて再度公園を目指します。
学習の森を抜けた後、車道を左へ折れ、すぐ先の道標を右に曲がります。この道標が再度公園への重要な目印となります。その後は、洞川湖の美しい遊歩道を進んでいきます。洞川湖は静かで落ち着いた雰囲気があり、水面に映る緑が心を癒してくれます。
再度公園の魅力
洞川湖の遊歩道を抜けると、いよいよ「再度公園」に到着します。再度公園は、修法ヶ原池を中心に、「日本の名松百選」にも選ばれている美しい松林が広がる市民の憩いの場です。広々とした芝生広場や、手入れの行き届いた松林の中を歩く森林浴は格別。清々しい空気と鳥のさえずりに包まれながら、日頃の疲れをリフレッシュできるでしょう。
修法ヶ原池のほとりで休憩するのもおすすめです。池の水面は穏やかで、周囲の自然と調和した美しい景観が広がっています。この場所は、神戸観光の隠れた名所としても知られており、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
大龍寺への寄り道(オプション)
再度公園の修法ヶ原池の南側には、大龍寺への道標があります。時間的な余裕があれば、ここから右手の細い道へ入り、大龍寺へ立ち寄ることも可能です。大龍寺は、歴史あるお寺で、厳かな雰囲気の中で心を落ち着かせることができます。山門前の道路を横断し、道なりに下ると再び元のコースに戻ることができます。
コース詳細:再度公園から布引の滝まで
再度公園で心ゆくまで森林浴を楽しんだ後は、いよいよこのモデルコースのクライマックス、布引の滝を目指します。ここからは、より自然の中へと深く分け入っていきます。
修法ヶ原池からの分岐と市ヶ原
再度公園の修法ヶ原池からは、布引の滝へと続く道標に従って、右手の細い道へと進みます。ここからは少しアップダウンのある山道になりますが、整備されているため安心してハイキングを楽しむことができます。木々の間から差し込む木漏れ日を浴びながら、清々しい空気を感じてください。
道を下っていくと、「市ヶ原」という河原に到着します。ここでは、小さな河原を横断します。水の流れが心地よく、少し休憩するのも良いでしょう。周辺の風景は、手つかずの自然が残されており、四季折々の表情を見せてくれます。
櫻茶屋と紅葉茶屋
出典:「【カツめし】創業110年! ”紅葉×滝”山の絶景茶屋! 神戸・中央区「おんたき茶屋」 | 特集 | MBSニュース⧉」|MBSニュース
https://www.mbs.jp/news/feature/kansai/article/2024/12/104229.shtml
市ヶ原を過ぎ、櫻茶屋を右手に見ながら進みます。この辺りには、かつてハイカーの憩いの場として親しまれた茶屋が点在していました。さらに進むと紅葉茶屋があります。現在はどうなっているか確認が必要ですが、昔ながらの趣を感じさせる場所です。疲れた体を癒す休憩ポイントとして利用されてきた歴史を想像しながら歩くのも、このハイキングコースの楽しみの一つです。
壮大な布引貯水池
紅葉茶屋を過ぎると、再び右へ折れ、川沿いの道を進んでいくと、やがて視界が開け、「布引貯水池」が目の前に現れます。この布引貯水池は、神戸水道創設時の水道施設として1900年に完成した、歴史的にも非常に価値のある場所です。当時、これほど大規模なインフラを整備した先人たちの技術と努力に思いを馳せることができます。
雄大なダム湖は、周囲の山々と見事に調和し、その景色はまさに絶景。特に、整備された遊歩道からは、湖面がキラキラと輝く様子や、季節ごとに色を変える山々の風景をじっくりと堪能できます。貯水池は「布引ダム」としても知られ、その堅牢な構造美も見どころの一つです。湖畔からの風は心地よく、ハイキングの疲れを忘れさせてくれるでしょう。
布引の滝へのアプローチ
布引貯水池で景観を満喫した後は、道なりに下り、いよいよ「布引の滝」へと向かいます。この区間は布引渓流沿いの道を進むことになります。川のせせらぎが聞こえ始め、滝の迫力が徐々に高まっていくのを感じられるでしょう。道の両側には豊かな緑が生い茂り、マイナスイオンを全身で浴びながら歩くことができます。期待感を胸に、足を進めましょう。
日本の滝百選「布引の滝(雄滝)」
出典:「布引の滝 雄滝 – 神戸公式観光写真ライブラリ FeelPhoto⧉」|神戸公式観光写真ライブラリ FeelPhoto
https://www.feel-photo.info/%E5%B8%83%E5%BC%95%E3%81%AE%E6%BB%9D-%E9%9B%84%E6%BB%9D/
そして、ついにこのモデルコースのハイライト、「布引の滝」に到着です。布引の滝は、「雄滝(おんたき)」「夫婦滝(めおとだき)」「鼓ヶ滝(つつみがだき)」「雌滝(めんたき)」の四つの滝の総称ですが、中でも「雄滝」は圧巻の存在感を放ちます。高さ43mを誇る雄滝は、巌頭から5段に折れて落下する様子が壮観で、「日本の滝百選」にも選ばれています。
滝壺近くまで近づくと、水しぶきと轟音が全身に響き渡り、その迫力に圧倒されること間違いなしです。透き通るような水の流れと、周囲の豊かな緑が織りなすコントラストは、まさに自然が作り出した芸術作品。また、少し離れたところから全体を眺めると、そのスケールの大きさに改めて感動するでしょう。雄滝の他にも、優美な夫婦滝、水が岩を打つ音が鼓のように聞こえる鼓ヶ滝、そして静かに流れ落ちる雌滝も、それぞれ趣があり見どころです。各滝をゆっくりと巡りながら、布引渓流の美しさを存分に味わってください。
コース詳細:布引の滝から新神戸駅まで
布引の滝の壮大な景色を堪能した後は、今回のモデルコースのゴール地点である新神戸駅へ向かいます。滝から駅までは整備された道を下るだけなので、疲れを癒しながらのんびりと歩くことができます。
布引の滝周辺での観光と散策
布引の滝周辺には、いくつかの散策ポイントがあります。例えば、滝の迫力を様々な角度から楽しめる見晴台などが設けられています。新神戸駅へ向かう道中には、「砂子橋」や「さるのかずら橋」、そして「五本松かくれ滝」といった、さらに布引渓流の自然を満喫できるスポットもありますので、時間に余裕があれば立ち寄ってみるのも良いでしょう。また、「徳光院」といった歴史ある寺院も点在しており、短い距離ながら見どころが尽きません。
新神戸駅への道順とアクセス
布引の滝から新神戸駅までは、道なりに下るだけの簡単な道程です。約65分ほどの徒歩で、神戸市営地下鉄新神戸駅に到着します。新神戸駅は、神戸の主要な交通拠点であり、ここから様々な方面へのアクセスが可能です。
新神戸駅からは、神戸市営地下鉄を利用して三宮方面へ向かうことができますし、JR新神戸駅からは新幹線を利用して広域への移動も可能です。また、新神戸駅周辺にはホテルや商業施設も多く、ハイキングの後に食事を楽しんだり、お土産を探したりするのも良いでしょう。
コース全体のポイントとアドバイス
この谷上駅から新神戸駅までを巡る布引の滝モデルコースは、約11kmの距離を約3時間で歩く、一般向けのハイキングコースです。自然を満喫しながら、適度な運動を楽しめる充実した内容となっています。
所要時間と難易度
全体で約3時間の所要時間と記載していますが、これは休憩を含まない目安の時間です。再度公園や布引貯水池、布引の滝での滞在時間、大龍寺への寄り道などを含めると、半日以上の時間を確保することをおすすめします。難易度は「一般向け」ですが、アップダウンのある山道や河原を横断する箇所もあるため、普段から少し運動をしている方であれば無理なく楽しめます。小さなお子さん連れや体力に自信のない方は、もう少し時間に余裕を持たせるか、部分的にロープウェイを利用するなどの工夫も検討してください。
必要な持ち物と服装
ハイキングを快適に楽しむために、以下の持ち物と服装を準備しましょう。
- 水筒・飲料水: こまめな水分補給は必須です。
- タオル: 汗を拭いたり、万が一の時に役立ちます。
- 帽子: 日差しや熱中症対策に。
- 歩きやすい靴: 舗装されていない山道もあるため、スニーカーやトレッキングシューズが最適です。
- 動きやすい服装: 季節に応じた重ね着ができる服装がおすすめです。夏は通気性の良いもの、冬は防寒対策をしっかりと。
- 雨具: 天候が変わりやすい山では、折りたたみ傘やレインウェアがあると安心です。
- 軽食: 行程が長いため、行動食があると良いでしょう。
- マップ: スマートフォンだけでなく、紙のマップも持っていくと安心です。
注意点
- 天候: 雨の日は道が滑りやすくなるため、注意が必要です。無理のない範囲で計画を立てましょう。
- 道迷い: 道標はありますが、念のためマップアプリなどで現在地を確認しながら進むことをおすすめします。
- 野生動物: まれに野生動物と遭遇することもあります。エサを与えたりせず、静かに見守りましょう。
- ゴミは持ち帰り: 自然保護のため、ゴミは必ず持ち帰りましょう。
周辺の観光スポット
新神戸駅からは、神戸布引ロープウェイに乗って「布引ハーブ園山頂駅」へ向かい、「神戸布引ハーブ園」を楽しむこともできます。ハーブ園からは、神戸市街や大阪湾の絶景を一望でき、ハイキングとはまた違った感動を味わえます。また、新神戸駅周辺には、「見晴台」や「風の丘中間駅」など、様々な展望スポットや休憩施設もありますので、神戸観光の計画に組み込むのも良いでしょう。
まとめ
今回のモデルコースは、神鉄谷上駅から新神戸駅まで、神戸の豊かな自然と歴史を五感で感じられる素晴らしいハイキングコースです。緑豊かな再度公園での森林浴、歴史ある布引貯水池の壮大なダム湖、そして日本の滝百選にも選ばれた迫力満点の布引の滝(雄滝、夫婦滝、鼓ヶ滝、雌滝)と、見どころが尽きません。約3時間という所要時間で、都会のすぐそばにこんなにも美しい自然があることに驚かされるでしょう。
布引の滝は、その水の流れの力強さだけでなく、周囲の布引渓流の景観と一体となって、訪れる人々に深い感動を与えてくれます。このモデルコースを通じて、心身ともにリフレッシュし、神戸の新たな魅力を発見してください。ぜひ、歩きやすい服装と靴で、あなたもこの絶景ハイキングコースへ挑戦してみてはいかがでしょうか。神戸布引ロープウェイを利用して、モデルコースを短縮したり、布引ハーブ園と組み合わせたりと、様々な楽しみ方が可能です。
より詳しい情報や最新のルート状況については、神戸市の観光情報サイトや関連施設のウェブサイトでご確認ください。
関連情報:神戸市公式ウェブサイト
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