【保存版】世界遺産 万里の長城の見どころとアクセス完全ガイド

GreatWall 観光地紹介
GreatWall| Picture from Pixabay

世界遺産 万里の長城は、その圧倒的なスケールと長い歴史で多くの旅行者を惹きつけます。本記事では万里の長城の概要・時代別の歴史・主要スポット(八達嶺、慕田峪、金山嶺、司馬台、居庸関、山海関、嘉峪関など)の見どころ、北京発のアクセスやモデル行程、保存の課題までを分かりやすく解説します。日帰り〜数日間の旅の計画に役立つ実用情報も網羅しています。



出典:「万里の長城はなぜ“世界一長い”のか?全長・歴史・観光スポット【徹底解説】 – ネイティブキャンプ英会話ブログ | 英会話の豆知識や情報満載⧉」|ネイティブキャンプ英会話ブログ | 英会話の豆知識や情報満載
https://nativecamp.net/blog/20251030_study_abroad_long

万里の長城とは

万里の長城(英語:The Great Wall / Great Wall of China)は、中国北部に広がる複数時代にわたる城壁遺構群の総称で、1987年にユネスコの世界遺産(登録基準 (i),(ii),(iii),(iv),(vi))に登録されました(出典:UNESCO、Wikipedia)。長城は単一の連続体ではなく、春秋戦国時代から明代に至る複数の城壁・関所・望楼・烽火台(狼煙台)などが時代ごとに築かれ、連結・改変されてきたものです(出典:Wikipedia)。その文化的・歴史的価値は、軍事・交易・地域交流の文脈で評価されています。

長さ・構造・「月から見える」の神話

現存する人工壁の総延長は約6,259.7kmとする公表数値が広く参照されていますが、長城に含める範囲や時代によって算出方法が異なるため、総延長に関する数値は諸説あります(歴史的総延長を2万km超とする資料も存在します。出典:Wikipedia、各種解説サイト)。

長城の基本構造は城壁本体、望楼(見張り塔)、烽火台(狼煙台)や馬道、関所(関)などで、地域や時代により素材は土・版築・石・煉瓦などが使われています。とくに現在目にすることの多い外郭は明代(14〜17世紀)に煉瓦や石で大規模に再建された区間が多いのが特徴です(出典:UNESCO、pamon)。

「月から見える」という説は有名な神話ですが、これは誤りであることが宇宙飛行士の証言などで確認されています。中国人宇宙飛行士・楊利偉氏も「見えなかった」と述べており、低軌道から条件次第で望遠撮影により確認できる場合があるに過ぎません(出典:Wikipedia)。

時代別の歴史

起源:春秋戦国〜秦(紀元前7世紀〜紀元前3世紀)

長城の原型は春秋戦国時代(紀元前7世紀頃)に各国が北方の遊牧民族を防ぐために築いた城壁に遡ります。紀元前221年、秦の始皇帝は諸国が築いた城壁を連結・強化して北方防衛線を整備しました。当時の工法は「版築(はんちく)」と呼ばれる土を突き固める技術が中心で、多数の労働者が動員されました(出典:Wikipedia)。

前漢〜漢(紀元前2世紀〜2世紀)

漢代では長城は西方へ延長され、シルクロードに関わる地域の防衛や交通統制に使われました。漢の時代には烽火台や要塞の整備が進み、交易路の保護と軍事拠点としての役割が強化されました。

中世〜元・明(北朝・隋・元を経て明代へ)

北朝や隋、元の時代には長城の運用は王朝ごとに異なり、必ずしも長期的維持はされませんでした。明代(1368〜1644年)になると、モンゴル系の脅威に備えて大規模な再建が行われ、多くの石・煉瓦造の構造が整えられました。現在見られる主要区間の多くは明代の改修によるものです(出典:WorldHeritageSite、pamon)。

WorldHeritageSite

出典:「万里の長城 | 中国 | 世界遺産オンラインガイド⧉」|世界遺産オンラインガイド
https://worldheritagesite.xyz/the-great-wall/

近世以降:変化と再評価

長城は一時的に放置されることもあり、破壊や風化、地域の資材流用などで遺構は変化しました。近代以降は文化遺産としての保存・観光利用が進み、ユネスコ登録以降は国際的にも注目が集まっています。

主要スポット詳解:万里の長城 見どころ

ここでは北京発着の旅行者に人気の主要スポットを、見どころと旅行者向け注意点で整理します。

八達嶺(Badaling)

八達嶺(Badaling)

出典:「観光スポット⧉」|jr.visitbeijing.com.cn
https://jr.visitbeijing.com.cn/attraction/5

見どころ:北京北西約70kmに位置し、アクセスが良いことから最も観光客が多い区間。整備が進み歩きやすい区間が多い(出典:WorldHeritageSite)。

注意点:週末・祝日は混雑するため早朝や平日の訪問が推奨。所要時間は日帰りで半日〜1日。北京中心部から約1.5時間(交通状況で変動)。

慕田峪(Mutianyu)

慕田峪長城 (万里の長城) アクセス・営業時間・基本情報ガイド - 中国/懐柔【トラベルコ】

出典:「慕田峪長城 (万里の長城) アクセス・営業時間・基本情報ガイド – 中国/懐柔【トラベルコ】⧉」|tour.ne.jp
https://www.tour.ne.jp/w_spot/114910/

見どころ:保存状態が良く、ロープウェイが整備されて家族連れにも人気。植生が豊かで四季の景観が美しい。

注意点:階段・傾斜があるので運動靴推奨。入場・ロープウェイは有料、事前確認を(出典:worldheritagesite)。

金山嶺(Jinshanling)

金山嶺長城

出典:「金山嶺長城の観光情報-承徳旅行案内-旅情中国⧉」|chinaviki.com
https://www.chinaviki.com/china-travel/attrations/Hebei/Chengde/Jinshanling-Great-Wall/

見どころ:「長城の中の長城」と称される美景と多様な望楼。写真撮影に適したポイントが多数あります(出典:worldheritagesite)。

注意点:一部未整備の区間もあり、歩行には注意が必要。北京から車で約2.5〜3時間。

司馬台(Simatai / Shibatai)

見どころ:手つかずの風情が残る区間で登山要素が強い。夜間ライトアップや一部宿泊プランを組むツアーもある。

注意点:険しい区間があるため体力と装備を要します。

居庸関(Juyongguan)

居庸関(Juyongguan)

出典:「観光スポット⧉」|jr.visitbeijing.com.cn
https://jr.visitbeijing.com.cn/attraction/418

見どころ:長城上の関所として歴史的重要性が高い。北京近郊のルート上にあり、八達嶺と組み合わせて訪れることが多い。

山海関(Shanhaiguan)

山海関(天下第一関)

出典:「山海関の観光情報-秦皇島旅行案内-旅情中国⧉」|chinaviki.com
https://www.chinaviki.com/china-travel/attrations/Hebei/Qinhuangdao/Shanhaiguan/

見どころ:長城の東端に位置し、「老龍頭(ラオロンとう)」など海へ落ちる長城の景観が特異。秦皇島市からアクセス可能。

嘉峪関(Jiayuguan)

見どころ:長城の西端に近い象徴的な関所。甘粛省にあり、砂漠と山岳に囲まれた要塞都市の風情が残る。

旅行アドバイス(所要時間の目安)

  • 八達嶺:日帰り(半日〜1日)
  • 慕田峪:日帰り(半日〜1日)
  • 金山嶺+司馬台:1泊2日でゆっくり(登山要素あり)
  • 嘉峪関:西端ルートは移動に時間がかかるため2〜3日以上推奨

旅の実用情報:長城 アクセス 観光ガイド

北京からのアクセス(代表例)

  • 八達嶺:高速鉄道(北京北駅〜八達嶺高速線)で約30〜50分、または観光バス・ツアーで約1〜1.5時間(交通状況に依存)。
  • 慕田峪:北京郊外のシャトルバスやチャーター車で約1.5〜2時間。ロープウェイあり。
  • 金山嶺・司馬台:車で約2〜3時間。ツアー参加かレンタカーが便利。
  • 嘉峪関:西域側は北京からの直行は難しく、蘭州や西安経由で飛行機+車が一般的。

ベストシーズン・服装・持ち物

ベストシーズンは春(4〜5月)と秋(9〜10月)。夏は暑く混雑、冬は寒さと強風で視界が悪い場合があります。歩きやすい運動靴、季節に応じた防寒具・帽子・日焼け止め・水分・簡易救急セットを必携にしてください。未整備区間ではトレッキングギアや手袋があると安心です。

チケット・営業時間・安全

主要区間は入場料やロープウェイ料金が必要です。営業時間や料金は変動するため、公式サイトや現地案内で事前確認してください(例:八達嶺公式、慕田峪観光案内)。未整備区間での自己責任行動は危険が伴うため、明確な登山道がない場所を単独で歩くのは避けましょう。

モデル行程(例)

  • 日帰り(初心者向け):北京発→八達嶺(午前)→居庸関(午後)→北京帰着
  • 1泊2日(写真・トレッキング):北京発→金山嶺(午後撮影)→宿泊→司馬台で朝の散策→北京帰着
  • 西端巡り(文化体験):蘭州または西安経由→嘉峪関見学→ゴビ砂漠周辺観光(要フライト)

保存と課題:修復・観光圧・文化遺産としての保全

万里の長城は地域ごとに保存状態が大きく異なり、慕田峪など保存の進んだ区間と、風化や資材流用により損傷が激しい区間が混在します。修復では「過剰修復(観光向けの均一化)」と「保存重視(遺構の痕跡を保つ)」のバランスが問題になります。ユネスコは管理計画の策定や持続可能な観光促進を促しており、地元行政や学術機関と連携した対策が各地で進められています(出典:UNESCO/各種報告)。

観光客数の増加は地域経済に恩恵をもたらしますが、無秩序な歩行や落書き、土砂採取などが遺構の劣化を早めます。訪問者側も「現地ルールの尊重」「ゴミを持ち帰る」「指定ルートを歩く」など基本的マナーを守ることが保存につながります。

豆知識・よくある誤解

  • 「月から見える?」:肉眼で月から見えるというのは誤り。低軌道(ISS等)から望遠で撮影すれば写る場合があるが、肉眼での視認は困難(出典:Wikipedia、宇宙飛行士の証言)。
  • 表記トリビア:拼音は Wànlǐ Chángchéng(ワンリー チャンチョン)。
  • ことわざ:「不到長城非好漢(長城に行かなきゃ男じゃない)」は中国語の有名な表現で、万里の長城の象徴性を示します。

FAQ

Q. 万里の長城の現存延長はどのくらいですか?
A. 現存する人工壁の延長は約6,259.7kmとされる資料が多いですが、算出方法により異なります(出典:Wikipedia)。
Q. 初めて行くならどこがいい?
A. 八達嶺(アクセス良好)か慕田峪(保存状態良・家族向け)が定番です。
Q. 月から見える?
A. 肉眼では見えないとされます(宇宙飛行士の証言)。低軌道からは条件次第で写真撮影により確認されることがあります(出典:Wikipedia)。
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