東京発!日帰り草津温泉満喫プラン:モデルコースと予約方法

Kusatsu 観光地紹介
Kusatsu | Picture from Pixabay

日本三名泉のひとつであり、日本一の自然湧出量を誇る草津温泉。豊富な湯量と泉質、そして湯畑を中心とした風情ある街並みは、多くの人々を魅了し続けています。そんな草津温泉ですが、「泊まりで行くのは時間も費用もかかる…」と思っていませんか?実は、東京から日帰りでも十分に満喫できるんです!

このプランの魅力は、なんといってもその手軽さ。限られた時間の中でも、温泉、グルメ、観光、体験と、草津の魅力をギュッと凝縮して楽しめます。費用を抑えつつ、気軽に本格的な温泉旅行気分を味わえるのは、日帰りならではのメリットです。本記事では、東京近郊にお住まいのあなたが、時間を最大限に活用し、草津温泉を120%満喫するための完璧な日帰りモデルコースをご紹介します。さあ、この記事を参考に、最高の草津日帰り旅を計画しましょう!

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I. はじめに

草津温泉は、群馬県吾妻郡に位置する日本屈指の温泉地です。毎分約32,300リットル以上という圧倒的な自然湧出量を誇り、強酸性の泉質は古くから多くの湯治客に愛されてきました。温泉街の中心に位置する「湯畑」は、もうもうと湯けむりを上げ、草津温泉のシンボルとして訪れる人々を迎えてくれます。豊かな自然に囲まれた環境も魅力で、四季折々の景色を楽しみながら温泉を満喫できます。

日帰りプランなら、宿泊費がかからず、週末やちょっとした休日を利用して気軽に訪れることが可能です。移動時間を考慮しても、現地での滞在時間は十分に確保でき、計画次第で充実した一日を過ごせます。この記事では、東京を朝出発し、夜に戻る具体的なタイムスケジュールに沿って、おすすめの観光スポット、絶品グルメ、温泉体験などを詳しくご紹介。これを読めば、初めての草津日帰り旅行でも迷うことなく、最高の思い出を作れるはずです。

II. 東京からのアクセス方法

東京から草津温泉までの所要時間は、どの交通手段を選んでも約3時間〜4時間が目安です。日帰り旅行を最大限楽しむためには、朝早めの出発がおすすめ。主なアクセス方法とそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

1. 車(自家用車・レンタカー)

  • メリット: 荷物の持ち運びが楽。途中でサービスエリアに寄るなど、自由な時間に休憩が取れる。家族やグループでの移動に適している。
  • デメリット: 高速道路料金やガソリン代がかかる。週末や連休は関越自動車道などで渋滞が発生する可能性がある。冬期はスタッドレスタイヤやチェーンが必要になる場合がある。
  • ルート例: 関越自動車道 練馬I.C. → 渋川伊香保I.C. → 国道353号線・145号線・292号線経由で草津温泉へ。
  • 駐車場: 草津温泉には有料駐車場が点在しています。湯畑周辺は混雑しやすいですが、「草津温泉駐車場マップ」などで事前に場所や料金を確認しておくと安心です。予約可能な駐車場サービス(例:akippa)を利用するのも良いでしょう。

2. 高速バス

  • メリット: 乗り換えなしで草津温泉バスターミナルまで直行できる。比較的料金が安い。運転の負担がない。
  • デメリット: 車と同様、渋滞による遅延のリスクがある。便によっては満席の場合があるので事前予約が必須。
  • 所要時間・料金: 約3時間半〜4時間。料金はバス会社や時期により変動しますが、往復で5,000円〜7,000円程度が目安です。
  • 予約方法: 各高速バス会社のウェブサイト(例:JRバス関東「上州ゆめぐり号」、高速バスネットなど)で予約できます。

3. 電車(新幹線+在来線)+路線バス

  • メリット: 渋滞の影響を受けず、ほぼ時間通りに到着できる。
  • デメリット: 乗り換えが必要。他の交通手段に比べて料金が高めになる傾向がある。
  • ルート例:
    1. 東京駅 →(JR北陸新幹線 約50分)→ 高崎駅
    2. 高崎駅 →(JR吾妻線 約1時間25分)→ 長野原草津口駅
    3. 長野原草津口駅 →(JRバス関東 約25分)→ 草津温泉バスターミナル

    ※特急「草津・四万」を利用すれば、上野駅から長野原草津口駅まで乗り換えなしで行くことも可能です(本数は少ない)。

  • 所要時間・料金: 合計で約3時間〜3時間半。料金は乗車券・特急券・バス代を含め、片道6,000円〜8,000円程度が目安です。
  • 予約・情報: 新幹線や特急の指定席は「えきねっと」などで予約可能です。乗り換え案内は「NAVITIME」などの経路検索サービスで確認できます。バスの時刻表はJRバス関東のウェブサイトで確認しましょう。

どのアクセス方法を選ぶかは、予算、時間、同行者、運転の有無などを考慮して決めましょう。特に週末や繁忙期は、早めの予約がおすすめです。

III. 草津温泉到着〜観光プラン(モデルコース)

さあ、草津温泉に到着!ここからは、限られた時間を最大限に楽しむためのモデルコースをご紹介します。時間はあくまで目安なので、興味のある場所でゆっくりしたり、順番を入れ替えたり、自由にアレンジしてくださいね。

11:00 到着&準備

草津温泉バスターミナルに到着したら、まずは身軽になって散策の準備をしましょう。日帰りプランの場合、宿泊施設に荷物を預けることは難しいので、バスターミナル内にあるコインロッカーを利用するのが便利です。大小様々なサイズのロッカーが多数用意されています。

草津温泉は坂道が多いので、歩きやすい靴は必須。また、足湯や温泉施設を利用する際に備えて、以下の持ち物があると便利です。

  • タオル: 足湯や日帰り温泉で使います。温泉施設でレンタルできる場合もありますが、持参すると安心です。
  • 歩きやすい靴: スニーカーなどが最適。急な坂道や石畳も多いです。
  • 着替え(下着など): 温泉に入った後に。
  • ビニール袋: 濡れたタオルなどを入れるのに役立ちます。
  • パンツやレギンス: タイツやストッキングだと足湯に入りにくい場合があります。

準備が整ったら、いよいよ草津散策スタートです!

12:00 ランチ:「どんぐり」で絶品洋食を堪能

まずは腹ごしらえ。湯畑から少し歩いた住宅街にある人気の洋食店「西洋料理 どんぐり」へ向かいましょう。地元の人にも愛されるアットホームな雰囲気のお店です。

おすすめは、お店の看板メニュー「どんぐり風ハンバーグ」(1,100円 ※ライス別)。ふっくらジューシーなハンバーグの上に、とろーりチーズと彩り豊かな野菜がたっぷり。甘酸っぱくコクのあるデミグラスソースとの相性も抜群で、どこか懐かしさを感じる優しい味わいです。ボリューム満点なので、お腹も心も満たされます。

他にも、「スパゲッティペスカトーレ」や「カツカレー」など、定番の洋食メニューが揃っています。お子様連れにも嬉しいメニュー構成です。

  • 店名: 西洋料理 どんぐり
  • 住所: 群馬県吾妻郡草津町草津562-16
  • 電話番号: 0279-88-7222
  • 営業時間: 11:30~14:30(昼のみ営業) ※最新情報は要確認
  • 定休日: 不定休

人気店のため、ランチタイムは混雑することも。時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。

【その他のランチ候補】

  • 蕎麦: 草津周辺は舞茸も名産。舞茸天ぷら蕎麦などを提供するお蕎麦屋さんも多数あります。
  • 軽食: 湯畑周辺にはカフェやおまんじゅう屋さんなど、手軽に食べられるお店も豊富です。

14:00 「西の河原露天風呂」で大自然と温泉を満喫

ランチでお腹を満たしたら、草津温泉を代表する絶景露天風呂「西の河原(さいのかわら)露天風呂」へ。湯畑から西の河原公園を通り抜け、10分ほど歩いた場所にあります。

この露天風呂の魅力は、なんといってもその圧倒的な広さ!男女合わせて500平方メートルもあり、まるで湖のような大きさです。周囲を豊かな森に囲まれ、四季折々の自然を眺めながら、源泉かけ流しの贅沢な温泉に浸かれます。開放感抜群で、日頃の疲れも吹き飛ぶこと間違いなし。

毎週金曜日の17:30からは、男湯エリアが混浴として開放される時間帯もあります(水着着用不可、湯あみ着レンタルあり)。カップルや家族で一緒に楽しみたい場合は、金曜日を狙ってみるのも良いでしょう。

露天風呂へ向かう途中にある「西の河原公園」も見どころのひとつ。公園内のあちこちから温泉が湧き出し、川となって流れています。湯けむりが立ち上る幻想的な風景や、エメラルドグリーンの美しい「不動滝」などを眺めながら散策を楽しめます。無料の足湯もあるので、気軽に温泉に触れることができます。

  • 施設名: 西の河原露天風呂
  • 住所: 群馬県吾妻郡草津町草津521-3
  • 電話番号: 0279-88-6167
  • 営業時間: [4/1~11/30] 7:00~20:00 (最終入館19:30) / [12/1~3/31] 9:00~20:00 (最終入館19:30) ※最新情報は公式サイトでご確認ください。
  • 料金: 大人 800円、子供 400円 (割引クーポン情報はこちらで確認できる場合があります)
  • アクセス: 湯畑から徒歩約10~15分
  • 公式サイト: https://sainokawara.com/

代替案:その他の日帰り温泉施設

西の河原露天風呂以外にも、草津には魅力的な日帰り温泉施設があります。

  • 大滝乃湯: 草津温泉の伝統的な入浴法「合わせ湯」を体験できる施設。温度の異なる浴槽に順に入ることで、体を慣らしながら温泉を楽しめます。広々とした大浴場や露天風呂、サウナも完備。貸切風呂(要予約)もあります。
  • 草津ナウリゾートホテル: 高原リゾートホテルの温泉を日帰りで利用可能。「万代鉱源泉」かけ流しの広々とした大浴場(ビッグバス)には、内湯、露天岩風呂、サウナ、ジャグジーがあります。個室休憩と貸切露天風呂がセットになった日帰りプラン(要予約)も人気で、プライベートな時間を過ごしたい方におすすめです。草津温泉バスターミナルから無料送迎シャトルバスも利用できます。
    • 住所: 群馬県吾妻郡草津町白根750
    • 電話番号: 0279-88-5111
    • 日帰り入浴料金・プラン: 公式サイトをご確認ください。
    • 公式サイト: https://www.kusatsu-now.co.jp/

15:00 西の河原通り〜湯畑周辺で食べ歩き!

温泉でリフレッシュしたら、西の河原通りを湯畑方面へ戻りながら、美味しい食べ歩きグルメを楽しみましょう!魅力的なお店がたくさん並んでいます。

  • 草津温泉プリン: 湯畑近くにあるプリン専門店。一番人気は、濃厚なプリンとほろ苦いカラメルソースが絶妙にマッチした「プリンソフト」。湯上がりの火照った体に染み渡る美味しさです。様々な種類の瓶入りプリンはお土産にもぴったり。
  • 草津ガラス蔵 1号館: ガラス製品のお土産物屋さんですが、店頭で販売されている「温泉たまご」(1個 120円税込)が大人気。かごに入れられ、源泉でじっくりと茹でられたたまごは、ほんのり硫黄の香りがして、とろりとした黄身がたまりません。その場で食べるのがおすすめです。

他にも、温泉まんじゅう、濡れおかき、焼きまんじゅうなど、魅力的なグルメがたくさん!気になるお店を見つけたら、気軽に立ち寄ってみましょう。

16:30 熱乃湯で「湯もみと踊りショー」を鑑賞&体験

草津温泉に来たら、ぜひ見ておきたいのが「湯もみと踊りショー」。湯畑のすぐそばにある「熱乃湯(ねつのゆ)」で、草津温泉伝統の湯もみを間近で見学できます。

草津温泉の源泉は非常に高温なため、そのままでは入浴できません。そこで、熱い源泉の中に約180cmの木の板を入れ、湯をもみ、温度を下げる伝統的な方法が「湯もみ」です。ショーでは、「草津節」に合わせて湯もみ娘さんたちがリズミカルに湯をもむ様子を見ることができます。湯けむりの中で繰り広げられるパフォーマンスは迫力満点!

ショーの中では、観客が実際に湯もみを体験できる時間も設けられています(希望者多数の場合は抽選)。大きな湯もみ板を持って記念撮影もできるので、旅の良い思い出になるでしょう。

  • 施設名: 熱乃湯
  • 住所: 群馬県吾妻郡草津町草津414
  • 電話番号: 0279-88-3613
  • 公演時間: 9:30、10:00、10:30、15:30、16:00、16:30 (各回約25分) ※最新情報は公式サイトをご確認ください。
  • 料金: 大人 700円、小学生 350円
  • 予約: 通常は不要ですが、団体や混雑時は確認推奨。
  • 公式サイト: https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/netsunoyu/

18:00 夕食:「上州麺処 平野屋」で地元の味覚を堪能

日が暮れてきたら、夕食の時間です。湯畑の目の前という絶好のロケーションにある「上州麺処 平野屋」で、ライトアップされた湯畑を眺めながら食事を楽しみましょう。

こちらでぜひ味わいたいのが、群馬県の名産「100日舞茸」。通常の倍の時間をかけてじっくり育てられた舞茸は、香り高く、肉厚でシャキシャキとした歯ごたえが特徴です。お店では、この100日舞茸を使った天ぷらや、うどん・そばのメニューが豊富に揃っています。

おすすめは「ゆで舞茸うどん」(1,150円)。シンプルに茹でられた100日舞茸がたっぷりと乗っており、舞茸本来の風味と旨味を存分に楽しめます。コシのある稲庭風の細麺との相性も抜群。冷えた体に温かいうどんが染み渡ります。

  • 店名: 上州麺処 平野家
  • 住所: 群馬県吾妻郡草津町草津126
  • 電話番号: 0279-88-2828
  • 営業時間: 10:30~21:30 (L.O. 21:00) ※最新情報は要確認
  • 公式サイト: https://kusatsu-hiranoya1126.com/mendokoro.html

【その他の夕食候補】

  • 居酒屋: 地元の食材を使った料理やお酒を楽しめる居酒屋も点在します。
  • 釜めし: 鶏釜めしなど、温かい釜めしを提供するお店もあります。

19:00 「ともえや」でレトロな温泉街の夜遊び

夕食後は、温泉街ならではの夜遊びはいかがでしょう?湯畑のすぐ近くにある「ともえや」は、昭和レトロな雰囲気が漂う遊技場です。

店内には、昔懐かしいスマートボール射的スーパーボールすくいなどがずらり。特に射的は人気で、おもちゃが景品の通常のものに加え、駄菓子やジュースが景品で難易度が低めの「回転射的」(10発 500円)もあり、小さなお子様でも楽しめます。UFOキャッチャーや駄菓子コーナーもあり、大人も童心に返って楽しめる空間です。ちょっとした休憩スペースもあります。

  • 店名: ともえや
  • 住所: 群馬県吾妻郡草津町草津109(湯畑前)
  • 営業時間: 不定(夜間営業あり)
  • 料金: 各ゲームによる

19:30 幻想的な湯畑ライトアップを鑑賞

草津温泉日帰り旅の締めくくりは、ライトアップされた「湯畑」の鑑賞です。日が落ちると、湯畑は昼間とはまた違った幻想的な雰囲気に包まれます。

湯けむりがライトに照らされ、ゆらゆらと立ち上る光景は息をのむほど美しく、旅の最後にふさわしい感動的な景色です。湯畑の周りをぐるりと歩きながら、様々な角度からの眺めを楽しみましょう。写真撮影にも絶好のスポットです。

湯畑のすぐそばには、東屋風の無料足湯「湯けむり亭」があります。ライトアップされた湯畑を眺めながら足湯に浸かり、一日の疲れを癒すのもおすすめです。最後まで草津温泉の恵みを満喫しましょう。

名残惜しいですが、そろそろ帰りの時間です。バスや電車の時刻を確認し、余裕を持ってバスターミナルへ向かいましょう。

IV. まとめ

東京から日帰りで巡る草津温泉満喫プラン、いかがでしたでしょうか? 朝早く出発し、アクセス方法を工夫すれば、限られた時間の中でもこれだけ充実した一日を過ごすことができます。

日本一の湧出量を誇る名湯に浸かり、湯けむり舞う湯畑を散策し、美味しい地元グルメに舌鼓を打ち、伝統的な湯もみを見学・体験する。そして夜は幻想的なライトアップに感動する…。日帰りとは思えないほど、草津温泉の魅力をたっぷりと満喫できたのではないでしょうか。

日帰りプランの最大のメリットは、やはりその手軽さです。宿泊費がかからず、週末や思い立った時にふらっと訪れることができます。「温泉に行きたいけど、なかなか休みが取れない」「気軽にリフレッシュしたい」そんなあなたに、草津温泉の日帰り旅行はぴったりです。

今回のモデルコースを参考に、ぜひあなただけの草津日帰りプランを計画してみてください。きっと素晴らしい思い出ができるはずです。次のお休みは、草津温泉で心も体もリフレッシュしませんか?

旅行計画の際には、交通手段の予約(高速バスネットえきねっと など)や、施設の営業時間、料金などを事前に草津温泉観光協会の公式サイトなどで確認することをおすすめします。

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