はじめに
「週末、どこかへリフレッシュしに行きたいな」と思っている新潟県民のあなたへ。新潟県は、実は車での日帰り旅行に最適な場所なんです。高速道路網が整備されているため、県内はもちろん、山形県、福島県、長野県といった県外の魅力的な観光地へも1時間から3時間ほどで気軽にアクセスできます。息をのむような絶景、歴史を感じる街並み、心も体も癒やされる温泉、そして地元の絶品グルメ。少し足を延ばすだけで、日常を忘れさせてくれる特別な旅行が待っています。
この記事では、新潟からのドライブで楽しめる、選りすぐりの日帰り旅行プランを10個ご紹介します。「思わず写真を撮りたくなる絶景」「新潟市内からのアクセスの良さ」「多様な楽しみ方ができる」という基準で厳選しました。各プランには、具体的なおすすめの観光スポットや費用目安、アクセス方法も掲載しています。この記事を参考に、あなたにぴったりの週末ドライブ計画を立ててみませんか?
新潟発!車で行く絶景日帰り旅行プラン10選
1. 越後一宮でパワーチャージ!弥彦神社と岩室温泉よくばりプラン
出典:「岩室温泉(新潟県)周辺の日帰り温泉 7選|ゆこゆこ温泉ガイド⧉」|yukoyuko.net
https://www.yukoyuko.net/onsen/0570/higaeriyu
出典:「越後一宮 彌彦神社⧉」|越後一宮 彌彦神社
https://www.yahiko-jinjya.or.jp/
- 目的地: 新潟県西蒲原郡弥彦村(弥彦神社)、新潟市西蒲区(岩室温泉)
- 新潟市内からの所要時間: 【高速利用】約50分(北陸自動車道 巻潟東IC経由) / 【一般道】約1時間10分
- 見どころ:新潟県最大のパワースポットとして知られる「彌彦神社」。荘厳な杉木立に囲まれた境内は、歩くだけで心が清められるような神聖な空気に満ちています。弥彦山ロープウェイで山頂に登れば、越後平野と日本海を一望できるパノラマ絶景が待っています。参拝後は、開湯300年の歴史を持つ「岩室温泉」で汗を流すのがおすすめ。日帰り入浴施設も充実しており、ドライブの疲れを癒やすのに最適です。新潟交通の旅「くれよん」でも「弥彦桜井郷温泉さくらの湯」といった日帰りプランが組まれるほど人気のエリアです。
- おすすめポイント: 弥彦神社の門前町「おもてなし広場」での食べ歩き。名物の「パンダ焼き」や「カレー豆」は外せません。温泉でリラックスした後に、日本海に沈む夕日を眺めるのもロマンチックです。
- アクセス方法: 北陸自動車道「巻潟東IC」または「三条燕IC」から約25分。弥彦神社周辺に大規模な無料・有料駐車場があります。
- 費用目安: 1人あたり 約3,000円~(ガソリン代、高速代、日帰り入浴料など)
- その他:
- 注意点: 菊まつり(11月)や初詣の時期は大変混雑するため、時間に余裕を持った計画が必要です。
- 持ち物: 歩きやすい靴、タオル(温泉用)。
2. 歴史と情緒あふれる城下町!会津若松・猪苗代湖ドライブ
出典:「猪苗代町で観る。楽しむ。食べる。泊まる。 | 猪苗代観光協会【公式ホームページ】⧉」|猪苗代観光協会【公式ホームページ】
https://www.bandaisan.or.jp/
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- 目的地: 福島県会津若松市(鶴ヶ城)、耶麻郡猪苗代町(猪苗代湖)
出典:「鶴ヶ城 (会津若松城)トップページ | 一般財団法人 会津若松観光ビューロー⧉」|一般財団法人 会津若松観光ビューロー
https://www.tsurugajo.com/tsurugajo/
- 新潟市内からの所要時間: 【高速利用】約1時間50分(磐越自動車道 会津若松IC経由)
- 見どころ:赤瓦が美しい「鶴ヶ城(会津若松城)」は、戊辰戦争の舞台ともなった歴史の象徴。天守閣からは城下町を一望できます。城の周辺や、大正ロマンの雰囲気が漂う「七日町通り」を散策するのも楽しいドライブプランです。少し足を延せば、日本で4番目に広い湖「猪苗代湖」が広がります。磐梯山を望む雄大な景色はまさに絶景。湖畔にはおしゃれなカフェも点在しており、ゆったりとした時間を過ごせます。
- おすすめポイント: 会津若松名物の「ソースカツ丼」や「喜多方ラーメン」でランチを楽しむ。歴史好きなら、白虎隊の悲劇の舞台となった「飯盛山」も訪れたいスポットです。
- アクセス方法: 磐越自動車道「会津若松IC」から鶴ヶ城まで約15分、「猪苗代磐梯高原IC」から猪苗代湖畔まで約10分。各観光地に駐車場完備。
- 費用目安: 1人あたり 約7,000円~(ガソリン代、高速代、鶴ヶ城入場料など)
- その他:
- 運転難易度: 高速道路がメインで道も広いため、運転は比較的容易です。
- 注意点: 冬季は積雪や路面凍結があるため、冬用タイヤが必須です。
3. クラゲと美食の日本海!鶴岡・酒田オーシャンドライブ
- 目的地: 山形県鶴岡市(加茂水族館)、酒田市(山居倉庫)
- 新潟市内からの所要時間: 【高速利用】約2時間(日本海東北自動車道 鶴岡IC経由)
- 見どころ:世界一のクラゲ展示種類を誇る「鶴岡市立加茂水族館(クラゲドリーム館)」は、このエリアのハイライト。直径5mの巨大水槽「クラゲドリームシアター」は、幻想的で時間を忘れて見入ってしまいます。その後は、港町・酒田へ。白壁とケヤキ並木が美しい「山居倉庫」は、今も現役の米蔵として使われており、敷地内にはお土産処や食事処もあります。日本海の新鮮な海の幸が味わえる「さかた海鮮市場」でのランチも欠かせません。
- おすすめポイント: 日本海に沈む夕日を眺めながらの海岸線ドライブは格別です。映画『おくりびと』のロケ地を巡るのも一興。
- アクセス方法: 日本海東北自動車道「鶴岡IC」から加茂水族館まで約15分、「酒田IC」から山居倉庫まで約15分。
- 費用目安: 1人あたり 約8,000円~(ガソリン代、高速代、水族館入場料など)
- その他:
- 持ち物: 海沿いは風が強いことがあるため、羽織るものが一枚あると便利です。
- 公式サイト: 鶴岡市立加茂水族館
4. 天空の絶景と高原リゾート!妙高高原爽やかドライブ
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- 目的地: 新潟県妙高市(苗名滝、妙高高原スカイケーブル)
出典:「妙高高原スカイケーブル – myokotourism.jp⧉」|myokotourism.jp
https://myokotourism.jp/tourist-spots/%E5%A6%99%E9%AB%98%E9%AB%98%E5%8E%9F%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB/
- 新潟市内からの所要時間: 【高速利用】約1時間30分(上信越自動車道 妙高高原IC経由)
- 見どころ:夏でも涼しい妙高高原は、避暑地にぴったりの日帰り旅行先。「日本の滝100選」にも選ばれている「苗名滝」は、落差55mの迫力ある姿から「地震滝」とも呼ばれます。遊歩道が整備されており、滝のしぶきを間近に感じられます。さらに絶景を楽しみたいなら「妙高高原スカイケーブル」へ。標高1,300mの山頂駅からは、斑尾山や野尻湖まで見渡せる大パノラマが広がります。
- おすすめポイント: 高原の澄んだ空気の中でのハイキングやトレッキング。周辺には赤倉温泉や関温泉など名湯も多く、ドライブの最後に立ち寄り湯でリフレッシュするのもおすすめです。
- アクセス方法: 上信越自動車道「妙高高原IC」から各スポットへ15分~20分程度。各施設に駐車場あり。
- 費用目安: 1人あたり 約6,000円~(ガソリン代、高速代、ロープウェイ往復料金など)
- その他:
- 注意点: 山の天気は変わりやすいため、雨具の準備を。スカイケーブルは強風などで運休する場合があります。
- シーズン: 新緑の春、避暑の夏、紅葉の秋と、季節ごとに違った魅力があります。
5. 国宝松本城と神秘の諏訪湖!信州中央アルプス絶景ドライブ
出典:「諏訪市観光ガイド|諏訪観光協会 公式サイト⧉」|suwakanko.jp
https://www.suwakanko.jp/
出典:「国宝 松本城 – 松本城をより楽しむ公式ホームページ⧉」|国宝 松本城
https://www.matsumoto-castle.jp/
- 目的地: 長野県松本市(松本城)、諏訪市(諏訪湖)
- 新潟市内からの所要時間: 【高速利用】約2時間40分(長野自動車道 松本IC経由)
- 見どころ:現存する五重六階の天守の中で日本最古の国宝「松本城」。黒と白のコントラストが美しく、北アルプスを借景にした姿は圧巻です。城下町「中町通り」には、なまこ壁の蔵造りの建物が並び、散策するだけでも楽しめます。松本から少し足を延ばし、信州最大の湖「諏訪湖」へ。湖畔公園を散策したり、遊覧船に乗ったりと、雄大な自然を満喫できます。湖畔に立つ「片倉館」は、レトロな洋風建築が美しい日帰り温泉施設で、立ち寄り湯に人気です。
- おすすめポイント: 松本市美術館で草間彌生の世界に触れる。諏訪大社に参拝してパワーをもらう。長野ならではの「おやき」や「山賊焼」を味わうのも忘れずに。
- アクセス方法: 長野自動車道「松本IC」から松本城まで約15分。松本から諏訪湖までは一般道で約50分。
- 費用目安: 1人あたり 約10,000円~(ガソリン代、高速代、松本城観覧料など)
- その他:
- 運転難易度: 走行距離が長めなので、運転は交代しながらがおすすめです。
6. 善光寺参りと栗の街!北信濃の魅力満喫トリップ
出典:「善光寺御開帳 | 令和4年4月3日(日)-6月29日(水)⧉」|善光寺御開帳│令和4年4月3日(日)-6月29日(水)
https://www.gokaicho.com/
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- 目的地: 長野県長野市(善光寺)、上高井郡小布施町
出典:「栗好きさんなら絶対行きたい!〈長野・小布施〉で美味しい栗スイーツの食べ歩き旅 | キナリノ⧉」|キナリノ|自分らしい暮らしがかなうライフスタイルメディア
https://kinarino.jp/cat8/22767
- 新潟市内からの所要時間: 【高速利用】約2時間10分(上信越自動車道 長野IC経由)
- 見どころ:「一生に一度は善光寺参り」と言われるほど、古くから人々の信仰を集めてきた「善光寺」。国宝に指定されている本堂は圧巻のスケールです。参道には宿坊や土産物屋が軒を連ね、賑わいを見せています。善光寺参りの後は、栗と葛飾北斎の町「小布施」へ。栗を使ったスイーツや栗おこわは絶品です。北斎館で天才絵師の作品に触れたり、美しい庭園を眺めながらカフェで一休みしたりと、上品な時間を過ごせる観光地です。
- おすすめポイント: 善光寺の真っ暗な回廊を歩く「お戒壇巡り」で、生まれ変わりの体験を。小布施では、栗の季節(秋)に訪れると、新栗を使った限定スイーツが楽しめます。
- アクセス方法: 上信越自動車道「長野IC」から善光寺まで約30分。善光寺から小布施までは車で約30分。
- 費用目安: 1人あたり 約8,000円~(ガソリン代、高速代、拝観料、駐車料金など)
- その他:
- 注意点: 善光寺周辺は一方通行が多く道が狭いため、運転には注意が必要です。
7. 日本の原風景と美食!魚沼の里で地酒とコシヒカリを巡る旅
出典:「魚沼の里⧉」|uonuma-no-sato.jp
https://www.uonuma-no-sato.jp/
- 目的地: 新潟県南魚沼市(魚沼の里、雲洞庵)
- 新潟市内からの所要時間: 【高速利用】約1時間20分(関越自動車道 六日町IC経由)
- 見どころ:日本一の米どころとして名高い魚沼。八海山の麓に広がる「魚沼の里」は、清酒・八海山の醸造元が運営する一大テーマパークです。酒蔵見学はもちろん、雪室貯蔵庫、カフェ、菓子処、雑貨店などが点在し、一日中楽しめます。ここで味わう炊き立ての魚沼産コシヒカリは格別。また、NHK大河ドラマ『天地人』の舞台となった「雲洞庵」もおすすめ。「日本一の庵寺」とも称される荘厳な雰囲気と美しい苔庭は必見です。
- おすすめポイント: 「魚沼の里」内にある「そば屋 長森」で、へぎそばと地酒のマリアージュを楽しむ。雪室で熟成させたコーヒーやスイーツも試す価値ありです。
- アクセス方法: 関越自動車道「六日町IC」から魚沼の里まで約15分。無料駐車場完備。
- 費用目安: 1人あたり 約4,000円~(ガソリン代、高速代、食事代など)
- その他:
- 運転難易度: 道は広く運転しやすいですが、冬は豪雪地帯なので万全の雪道対策が必要です。
8. 湯けむりと活気の温泉街!日本三名泉・草津温泉で癒やしの旅
出典:「湯Love草津(草津温泉観光協会ホームページ)⧉」|kusatsu-onsen.ne.jp
https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/top.php
- 目的地: 群馬県吾妻郡草津町(草津温泉)
- 新潟市内からの所要時間: 【高速利用】約3時間(関越自動車道 渋川伊香保IC経由)
- 見どころ:日本三名泉の一つに数えられる「草津温泉」。温泉街の中心にある「湯畑」は、毎分4000リットルの温泉が湧き出す圧巻の光景で、硫黄の香りと湯けむりが温泉情緒を盛り上げます。名物の「湯もみと踊りショー」を見学したり、湯畑周辺の足湯に浸かったりするのも楽しい体験です。広大な露天風呂が自慢の「西の河原(さいのかわら)露天風呂」で、大自然に抱かれながら日本一の湯を堪能する、最高の日帰り旅行はいかがでしょうか。
- おすすめポイント: 温泉街の散策と食べ歩き。温泉まんじゅうや温泉たまごは外せません。裏草津と呼ばれるエリアには、新しいカフェや共同浴場もオープンし、新たな魅力が加わっています。
- アクセス方法: 関越自動車道「渋川伊香保IC」から約1時間30分。温泉街中心部は道が狭いため、周辺の有料駐車場を利用するのがおすすめです。
- 費用目安: 1人あたり 約11,000円~(ガソリン代、高速代、日帰り入浴料など)
- その他:
- 注意点: 新潟からだと少し距離があるため、早めの出発が吉。渋川伊香保ICからの山道はカーブが多いので安全運転を心がけましょう。
9. 世界遺産を訪ねて!五箇山・白川郷 合掌造り集落ドライブ
- 目的地: 富山県南砺市(五箇山)、岐阜県大野郡白川村(白川郷)
- 新潟市内からの所要時間: 【高速利用】約3時間(北陸自動車道・東海北陸自動車道 五箇山IC経由)
- 見どころ:日本の原風景が残る世界遺産「五箇山・白川郷の合掌造り集落」。急勾配の茅葺屋根が特徴の合掌造りの家々が並ぶ光景は、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのよう。比較的素朴で静かな雰囲気が魅力の「五箇山(相倉・菅沼集落)」と、集落の規模が大きく観光施設も充実した「白川郷」の両方を巡るのがおすすめです。展望台から見下ろす集落の全景は、忘れられない絶景となるでしょう。
- おすすめポイント: 白川郷の「であい橋」を渡り、集落を散策。五箇山では、こきりこ節などの伝統芸能に触れる体験もできます。飛騨牛の串焼きや五平餅など、地元のグルメも楽しめます。
- アクセス方法: 東海北陸自動車道「五箇山IC」で相倉集落、「白川郷IC」で白川郷へ。各集落に有料駐車場があります。
- 費用目安: 1人あたり 約12,000円~(ガソリン代、高速代、駐車料金、施設見学料など)
- その他:
- 注意点: 人気の観光地のため、特に週末や連休は混雑します。冬のライトアップ時期は非常に美しいですが、雪道運転に慣れている方向けのプランです。
10. 日本海の宝石箱!絶景の佐渡島一周ゴールデンドライブ
- 目的地: 新潟県佐渡市(佐渡島全域)
- 新潟市内からの所要時間: 新潟港からカーフェリーで約2時間30分 + 島内ドライブ
- 見どころ:新潟から行く旅行の王道といえば、やはり佐渡島。車ごとカーフェリーに乗船し、島に渡る瞬間から冒険が始まります。見どころは「佐渡金山」の歴史探訪、たらい舟体験ができる「矢島経島」、そして何といっても絶景の海岸線ドライブです。特に島の北側を走る「大佐渡スカイライン」や、奇岩が連なる「尖閣湾」の景色は圧巻。新鮮な海の幸も佐渡の大きな魅力です。
- おすすめポイント: レンタサイクルで宿根木(しゅくねぎ)の古い町並みを散策する。夕日スポットとして名高い「七浦海岸」で、水平線に沈む夕日を眺める時間は格別です。
- アクセス方法: 新潟港から佐渡汽船のカーフェリーで両津港へ。日帰りの場合は、始発便で行き最終便で帰るタイトなスケジュールになります。
- 費用目安: 1人あたり 約15,000円~(往復フェリー代(車両航送費含む)、ガソリン代、観光施設入場料など ※フェリー代は車両サイズ、人数、時期により変動)
- その他:
- 運転難易度: 島は広く、見どころが点在しているため、行きたいスポットを絞って効率よく回る計画が重要です。日帰りではハードなため、時間に余裕を持つか、宿泊も検討しましょう。
- 公式サイト: 佐渡汽船
まとめ
今回は、新潟から車で行ける絶景日帰り旅行プランを10選ご紹介しました。県内のパワースポットから、隣県の歴史的な城下町、世界遺産まで、その日の気分や目的に合わせて選べる多彩なプランがあったのではないでしょうか。
新潟を拠点にしたドライブ旅行の魅力は、なんといってもそのアクセスの良さと選択肢の豊富さです。1時間の近場ドライブから、3時間以上かけて少し遠出する本格的な旅行まで、週末の時間を豊かにする可能性が無限に広がっています。この記事が、あなたの次の日帰り旅行計画のきっかけになれば幸いです。さあ、地図を広げて、あなただけの最高のドライブプランを立て、素晴らしい週末をお過ごしください!
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