霧島絶景ドライブコース!グルメと紅葉、桜島も満喫

Kirishima 観光地紹介
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I. はじめに

週末のドライブに迷っているあなたへ!今回は、鹿児島が誇る霧島エリアの絶景スポットと美味しいグルメを心ゆくまで満喫できる、とっておきのドライブコースをご紹介します。太古の息吹を感じる雄大な自然、荘厳な歴史を刻む霧島神宮、そして旅の疲れを癒す温泉と忘れられない味覚体験…この霧島ドライブコースなら、きっと充実した一日を約束してくれるはずです。さあ、感動と発見に満ちた霧島の旅へ出発しましょう!

桜島

出典:「桜島 | 観光スポット | 【公式】鹿児島県観光サイト かごしまの旅⧉」|【公式】鹿児島県観光/旅行サイト かごしまへの旅
https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10578

II. 霧島ドライブコース詳細

ここからは、具体的な霧島ドライブコースのルートと、各スポットの魅力をご紹介します。絶景ポイントはもちろん、地元ならではのグルメ情報も満載ですので、ぜひ参考にしてくださいね。

A. 霧島神宮:南九州随一のパワースポットで旅の安全祈願

まず訪れたいのは、建国神話ゆかりの神々を祀る「霧島神宮」です。坂本龍馬とおりょう夫妻が新婚旅行で訪れたことでも知られ、縁結びや家内安全、開運厄除など、さまざまなご利益があるとされています。深い森に包まれた境内は、一歩足を踏み入れると神聖な空気が漂い、心が洗われるような感覚に。朱塗りの鮮やかな社殿は、その美しさから「西の日光」とも称され、国の重要文化財にも指定されています。老杉に囲まれた荘厳な雰囲気は、まさに圧巻の一言です。

境内には、樹齢約800年といわれる御神木の杉や、国家「君が代」にも詠まれる「さざれ石」など、見どころがたくさんあります。特に紅葉の季節(例年11月中旬~下旬頃)には、燃えるような赤や黄色に染まった木々が社殿を彩り、息をのむほどの美しさ。春には桜、夏には新緑と、四季折々の自然が楽しめるのも霧島神宮の魅力です。展望所からは天気が良ければ錦江湾や桜島を遠望できることも。参拝後は、神宮周辺を散策したり、お土産処を覗いたりするのも楽しいでしょう。おすすめの撮影スポットは、やはり荘厳な社殿をバックにした一枚や、緑豊かな参道です。

  • 見どころ: 本殿・幣殿・拝殿(重要文化財)、御神木、さざれ石、展望所、勅使殿、招霊木(おがたまのき)
  • ご利益: 国家安泰、家内安全、商売繁盛、交通安全、縁結びなど
  • アクセス:
    • 車:九州自動車道「溝辺鹿児島空港IC」から約40分。または「高原IC」から約30分。
    • 公共交通機関:JR日豊本線「霧島神宮駅」からバスで約15分。
  • 駐車場: あり(無料、約500台)
  • 住所: 鹿児島県霧島市霧島田口2608-5
  • 電話番号: 0995-57-0001
  • 公式サイト: 霧島神宮 公式サイト

※祭典行事などにより拝観時間等が変更になる場合がありますので、事前に公式サイトをご確認ください。

B. 絶景スポット巡り:霧島の自然を五感で感じるドライブ

霧島神宮で心身ともに清められた後は、いよいよ霧島の雄大な自然が織りなす絶景を巡るドライブへ出発です!ここでは、初心者でも楽しめるルートと、各スポットの見どころをご紹介します。

1. 丸尾滝(まるおのたき):温泉の湯気が立ち上る珍しい滝

丸尾滝

出典:「丸尾滝 | 観光スポット | 霧島市観光サイト Visit Kirishima⧉」|霧島市観光サイト Visit Kirishima
https://visitkirishima.com/maruonotaki/

霧島神宮から車で約10分ほど、霧島温泉郷の入口に位置するのが「丸尾滝」です。高さ約23m、幅約16mのこの滝は、近くの林田温泉や硫黄谷温泉の温泉水が集まって流れ落ちる珍しい「湯の滝」。滝壺は美しいエメラルドグリーンに輝き、周囲には温泉特有の硫黄の香りが漂います。特に冬場は湯気がもうもうと立ち上り、幻想的な風景を作り出します。紅葉の時期には、色づいた木々と滝のコントラストが見事です。駐車場も完備されており、気軽に立ち寄れる絶景スポットです。

  • 特徴: 温泉水が流れ落ちる珍しい滝、エメラルドグリーンの滝壺
  • アクセス: 霧島神宮から車で約10分
  • 駐車場: あり(無料)
  • 住所: 鹿児島県霧島市牧園町高千穂
  • 注意点: 滝壺周辺は滑りやすい場所もあるので足元にご注意ください。

2. 霧島温泉市場:湯けむり情緒とご当地グルメを満喫

霧島温泉市場

出典:「霧島温泉市場 | 観光スポット | 【公式】鹿児島県観光サイト かごしまの旅⧉」|【公式】鹿児島県観光/旅行サイト かごしまへの旅
https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10097

丸尾滝からすぐの場所にある「霧島温泉市場」は、霧島温泉郷の中心に位置し、観光客で賑わうスポットです。ここでは、温泉の蒸気で蒸しあげた温泉卵や温泉まんじゅう、黒豚まんなどを味わうことができます。足湯も併設されているので、ドライブの休憩に立ち寄るのにも最適。地元の特産品やお土産も豊富に揃っているので、ショッピングも楽しめます。活気あふれる市場の雰囲気を感じながら、霧島ならではのグルメを堪能しましょう。

  • 楽しみ方: 温泉卵、温泉まんじゅう、足湯、お土産購入
  • アクセス: 丸尾滝から車で約2分
  • 駐車場: あり(無料)
  • 住所: 鹿児島県霧島市牧園町高千穂3878-114
  • 電話番号: 0995-78-3121

3. 高千穂河原(たかちほがわら):霊峰・高千穂峰と桜島を望む絶景ポイント

高千穂河原

出典:「高千穂峰登山口 高千穂河原のアクセス情報まとめ(駐車場・トイレ・コンビニ) | Mountain Travel Japan⧉」|Mountain Travel Japan
https://mountaintraveljapan.com/mttakachihomine-takachihogawara-parkinglot-jp/

霧島温泉市場から車で約20分、標高約970mに位置する「高千穂河原」は、かつて霧島神宮があったとされる神聖な場所です。現在は古宮址(ふるみやあと)として石碑が残されています。ここからは、天孫降臨神話の舞台とされる霊峰・高千穂峰(たかちほのみね)の荒々しい山肌を間近に望むことができ、その迫力に圧倒されるでしょう。また、ビジターセンターの展望台からは、天気が良ければ錦江湾に浮かぶ雄大な桜島や、霧島連山の美しいパノラマが広がります。この絶景は、霧島ドライブコースのハイライトの一つと言えるでしょう。高千穂峰への登山(中級者以上向け、往復約3時間)も可能ですが、登山をしない方でも、この地の壮大な景色と神話の世界に触れるだけで十分に満足できるはずです。

  • 見どころ: 高千穂峰の眺望、桜島・錦江湾のパノラマ、霧島神宮古宮址
  • アクティビティ: 登山(高千穂峰)、散策
  • アクセス: 霧島温泉市場から車で約20分
  • 駐車場: あり(有料の場合あり、要確認)
  • 住所: 鹿児島県霧島市霧島田口
  • 注意点: 天候が変わりやすいため、羽織るものがあると便利です。登山をする場合は十分な準備をしてください。

4. えびの高原:火山の恵みと神秘的な火口湖

えびの高原

出典:「えびの高原 | 観光スポット | 宮崎県公式観光サイト「みやざき観光ナビ」⧉」|【公式】みやざき観光ナビ 宮崎県公式観光サイト
https://www.kanko-miyazaki.jp/spot/1015

高千穂河原からさらに宮崎県方面へ車で約20分ほど進むと、「えびの高原」に到着します。標高約1200mに位置し、韓国岳(からくにだけ)や甑岳(こしきだけ)など霧島連山に囲まれた美しい高原です。秋には自生するススキが一面をえび色に染めることからこの名がついたと言われています。えびの高原では、不動池、六観音御池(ろっかんのんみいけ)、白紫池(びゃくしいけ)といった神秘的な火口湖を巡る池巡り自然探勝路が整備されており、気軽にハイキングを楽しめます。特に不動池のコバルトブルーの湖水は息をのむ美しさ。韓国岳への登山口もあり、体力に自信のある方は山頂からの絶景を目指すのも良いでしょう(韓国岳山頂からは新燃岳や大浪池も見渡せます)。火山活動の影響で立ち入り規制が行われる場合もあるため、事前に情報を確認することをおすすめします。

大浪池

出典:「韓国岳・大浪池登山コース | 霧島錦江湾国立公園 | 国立公園一覧 | 国立公園に、行ってみよう! | 環境省⧉」|国立公園に、行ってみよう! | 環境省
https://www.env.go.jp/nature/nationalparks/list/kirishima-kinkowan/course/01/

  • 見どころ: 火口湖(不動池、六観音御池、白紫池)、韓国岳、四季折々の高山植物
  • アクティビティ: ハイキング(池巡りコース)、登山(韓国岳など)
  • アクセス: 高千穂河原から車で約20分
  • 駐車場: えびのエコミュージアムセンターにあり(有料)
  • 住所: 宮崎県えびの市末永
  • 注意点: 火山活動状況により立ち入り制限がある場合があります。必ず事前に気象庁の火山情報や現地の情報を確認してください。歩きやすい靴で散策しましょう。

5. 大浪池(おおなみのいけ):神秘的な山上のカルデラ湖

えびの高原から少し足を延ばし、時間と体力に余裕があれば「大浪池」へのハイキングもおすすめです。えびの高原から大浪池登山口駐車場までは車で約10分。そこから整備された登山道を約40~60分ほど登ると、標高約1411mの山頂に広がる直径約600mの美しい円形の火口湖、大浪池に到着します。山頂を一周できる遊歩道があり、湖面の色が角度によって変化する様子や、韓国岳、新燃岳、桜島などを望む360度のパノラマが楽しめます。特に紅葉シーズンは、湖を囲む木々が鮮やかに色づき、絶景が広がります。初心者でも比較的登りやすいですが、往復で2時間程度は見ておきましょう。

  • 見どころ: 日本一高い場所にあるとされる火口湖、湖畔の紅葉、山頂からのパノラマビュー
  • アクティビティ: ハイキング
  • アクセス: えびの高原から大浪池登山口駐車場まで車で約10分、登山口から徒歩約40~60分
  • 駐車場: 大浪池登山口にあり(無料、台数に限りあり)
  • 注意点: 登山道ですので、歩きやすい靴、服装で。飲み物なども持参しましょう。天候に注意。

※各スポット間の移動時間は目安です。交通状況や休憩時間によって変動しますので、余裕を持った計画を立ててください。

※霧島連山は活火山です。事前に気象庁の発表する火山情報を確認し、安全には十分注意してドライブを楽しんでください。

C. グルメ体験:霧島ならではの味覚を堪能!

絶景ドライブでお腹が空いたら、霧島ならではの美味しいグルメを堪能しましょう!ドライブコース沿線には、地元食材を活かした魅力的なお店がたくさんあります。

1. 道の駅霧島「神話の里公園」

道の駅霧島「神話の里公園」

出典:「霧島神話の里公園(道の駅霧島) | 観光スポット | 【公式】鹿児島県観光サイト かごしまの旅⧉」|【公式】鹿児島県観光/旅行サイト かごしまへの旅
https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10114

霧島神宮のすぐ近く、大きな赤い鳥居が目印の「道の駅霧島」は、食事もお土産探しも楽しめる便利なスポットです。敷地内にある「神話の里公園」のレストランでは、鹿児島の特産品である黒豚を使った料理や地元の野菜をふんだんに使ったメニューが味わえます。特に黒豚のトンカツやしゃぶしゃぶは人気。雄大な霧島連山や錦江湾、桜島を眺めながら食事ができるロケーションも魅力です。物産館では、霧島茶や焼酎、さつま揚げなど、霧島・鹿児島の特産品が勢揃い。ドライブのお土産選びにも最適です。

  • おすすめメニュー: 黒豚料理、地鶏料理、霧島サーモン
  • 特徴: 絶景を望むレストラン、豊富な特産品
  • 住所: 鹿児島県霧島市霧島田口2583-22
  • 電話番号: 0995-57-1711 (神話の里公園)
  • 営業時間・定休日: 店舗により異なるため、事前にご確認ください。
  • 公式サイト: 道の駅霧島(霧島市観光協会)

地鶏料理

出典:「古里庵 霧島店のご予約 – 霧島神宮/鳥料理 | 食べログ⧉」|食べログ
https://tabelog.com/kagoshima/A4603/A460301/46008013/

黒豚料理

出典:「霧島の絶品ランチおすすめ8店!黒豚料理の有名店も<鹿児島県・2022> |じゃらんニュース⧉」|じゃらんニュース
https://www.jalan.net/news/article/635948/

2. 霧島温泉市場での食べ歩きグルメ

前述の「霧島温泉市場」でも、手軽に楽しめるグルメがたくさんあります。温泉の蒸気で蒸したアツアツの「温泉たまご」や、ほんのり甘い「温泉まんじゅう」、ジューシーな「黒豚まん」は、小腹が空いたときにぴったり。食べ歩きをしながら、温泉街の雰囲気を楽しむのも一興です。

霧島温泉市場の外観と店内

出典:「霧島温泉市場の施設案内:温泉卵・温泉まんじゅう・足湯・ソフトクリーム:霧島温泉市場サイト⧉」|kirishima-marche.com
https://kirishima-marche.com/shop/

  • おすすめグルメ: 温泉たまご、温泉まんじゅう、黒豚まん、地元の野菜や果物
  • 特徴: 温泉地の風情を感じながら手軽に楽しめる

3. 霧島裂罅水(れっかすい)を使った蕎麦



出典:「100%へのこだわり | 知る/楽しむ | 霧島酒造株式会社⧉」|霧島酒造株式会社
https://www.kirishima.co.jp/knowledge/material/

霧島山麓は名水の地としても知られています。霧島連山に降り注いだ雨が、数十年かけて自然ろ過された清らかな湧水「霧島裂罅水」は、そのまろやかな口当たりで多くの人々に愛されています。この名水を使った蕎麦を提供するお店も点在しており、風味豊かで喉越しの良い蕎麦を味わうことができます。ドライブ途中のランチに、こだわりの蕎麦を味わってみてはいかがでしょうか。「霧島 そば」などで検索し、気になるお店を探してみてください。

  • 特徴: 名水「霧島裂罅水」を使用した風味豊かな蕎麦
  • 探し方: 「霧島 そば」「霧島裂罅水 蕎麦」などで検索

4. 地鶏料理・黒豚料理専門店

鹿児島といえば、やはり地鶏と黒豚は外せません。霧島エリアにも、新鮮な地鶏の炭火焼きや刺身、黒豚のしゃぶしゃぶやトンカツなどを提供する専門店が多数あります。素材の味を活かしたシンプルな料理から、趣向を凝らした創作料理まで、お店によってさまざまな味わい方が楽しめます。特に地鶏の炭火焼きは、香ばしい香りと歯ごたえがたまらない逸品です。事前に予約が必要な場合もあるので、人気店は早めにチェックしておきましょう。

  • おすすめ: 地鶏の炭火焼き、黒豚しゃぶしゃぶ、黒豚とんかつ
  • 特徴: 鹿児島ならではのブランド肉を堪能できる
  • 注意点:人気店は予約が推奨されます。

これらの他にも、霧島にはおしゃれなカフェや、地元の食材を使ったパン屋さんなど、魅力的なグルメスポットがたくさんあります。ぜひ、あなたの舌で霧島の味を発見してみてください!

III. まとめ

今回は、霧島神宮から始まり、丸尾滝、高千穂河原、えびの高原といった絶景スポットを巡り、地元の美味しいグルメも堪能できるドライブコースをご紹介しました。雄大な霧島連山に見守られながら、神聖な雰囲気、ダイナミックな自然景観、そして心温まる地元の人々とのふれあいは、きっと忘れられない思い出となるでしょう。春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、霧島は四季折々に異なる表情を見せてくれます。何度訪れても新しい発見がある霧島へ、ぜひ次の休日に足を運んでみてください!あなたの旅が素晴らしいものになりますように。

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IV. よくある質問 (FAQ)

Q1: 霧島ドライブのベストシーズンはいつですか?
A1: 霧島は四季を通じて楽しめますが、特におすすめなのは気候が穏やかな春(3月~5月)と秋(10月~11月)です。春は新緑や桜が美しく、秋は紅葉が見事です。夏は涼を求めて高原へ、冬は温泉と雪景色(積雪時)が楽しめます。
Q2: 紹介されたドライブコースの所要時間はどれくらいですか?
A2: 各スポットでの滞在時間にもよりますが、霧島神宮からえびの高原までを巡る場合、移動と観光を含めておおよそ6時間~8時間程度を見込むと良いでしょう。グルメや温泉をじっくり楽しむなら、1泊2日のプランもおすすめです。
Q3: 子連れでも楽しめるスポットはありますか?
A3: はい、楽しめます。霧島神宮の広い境内や、霧島温泉市場での食べ歩き、道の駅霧島「神話の里公園」には遊具や芝生広場がある場合もあります。えびの高原の池巡りコースも比較的平坦で歩きやすいですが、お子様の年齢や体力に合わせて無理のない範囲で計画してください。
Q4: 車がない場合、公共交通機関で巡ることは可能ですか?
A4: 主要な観光地へはバス路線がありますが、本数が少ない場合や乗り換えが必要な場合があるため、効率よく多くのスポットを巡りたい場合はレンタカーが便利です。事前にバスの時刻表などをよく調べて計画を立てることをお勧めします。霧島温泉郷を拠点に周遊バスを利用する方法もあります。
Q5: 霧島エリアの温泉についても教えてください。
A5: 霧島温泉郷は、大小さまざまな泉質の温泉地が集まっており、坂本龍馬が新婚旅行で訪れたとされる「硫黄谷温泉」や、白濁した湯が特徴の「丸尾温泉」などがあります。日帰り入浴施設も豊富なので、ドライブの途中に立ち寄り湯を楽しむのもおすすめです。泉質や効能も多様なので、好みに合わせて選んでみてください。

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